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記事)ひとりで生きられる=自立なのか?

ひとりで生きられる=自立なのか?

http://business.nikkeibp.co.jp/article/opinion/20110720/221561/?top_updt

(以下転載)
東日本大震災で世界が賞賛した日本人の「絆」。譲り合いや助け合う精神は、非常時における社会の結びつきの強さを世界に向けて証明した。

 一方で、震災直後には「買い占め」問題も勃発した。物資の欠乏にあえぐ被災地へ一刻も早く、そして大量の救援品を送らなければならないにもかかわらず、首都圏を中心に買い占めが起こってしまった。

 「危機意識の強さの表れ」「自分や家族が生きていくためには仕方がない」という買い占め容認論も聞かれたが、どこかに違和感を覚えた人も多いのではないだろうか。

 個と社会、自立と絆。相反するように感じる2つは、いずれも我々の中で両立させるべきものとして求められてきたものである。それが、震災という極限状態の中で、極端な形で姿を現してしまった。

 では、自立とは何なのか。

 その答えを探るべく、自社の職人に対して強烈に自立を促す企業のトップに話を聞いてみた。

 岩手県奥州市に本社を置く金属加工会社、千田精密工業は、加工が難しいとされる素材の精密加工技術に優れており、100分の1mmの精度で仕上げる技術がある。自動車や電機、精密や工作機械など様々な分野の大手企業が、その技術を頼って日参する優良な中小企業として知られる。

40歳までの独立を強制

 3年前に取材した際、同社独自の強烈な制度を千田伏二夫社長から聞いていた。それが「職人を40歳で強制的に独立させる」という制度だ。この社内制度で、これまでに8人の職人たちが独立していったという。

 なぜこのような制度を導入するのか。そこには千田社長自身の経験に基づく、『自立』の概念があった。

千田社長は職業訓練学校を経て、ある大手企業の技術者として自身の金属加工技術を磨き続けた。だが、企業の中で働く自分に、いつしか甘えの考えが出てきたことに気づいたという。守られている中では、新たな技術を習得しなければという焦りが生まれなかった。

 33歳で一念発起して退職。独立して自らを追い込みながら、技術を磨く道を選んだ。千田社長は自社の職人たちにもこの考えを持ってほしいと願い、あえて「40歳での独立」を呼びかけている。職人からすれば、1人で食べていけるだけの技術を40歳までに身につけなければいけない。先輩の技を習得するだけでは独自色はない。自らも新たな技術を生み出してこそ、独立してからでも食べていける技ができる。

 もっとも、40歳を過ぎればむげに追い出されるのかというと、そうではない。独立に際し、千田社長は1人につき1台、工作機械をプレゼントする。独立は、新たな世界へ飛び立つ愛弟子たちの門出を祝う儀式なのだ。そして、独立後1年は優先的に仕事を回してスタートアップを支える。

 独立後の元社員が悩んでいると、時間を惜しまず相談に乗り、自身の経験に基づいてアドバイスする。お互いに社長として「個」である一方で、その結びつきは強い。厳しいように見える制度だが、実は社員のことを最もよく考えての制度なのだ。

弱者の気持ちを理解してこそ自立

 強烈なまでに独立を促す千田社長にとって、自立とはどういう意味なのかを尋ねた。

 「自立というのは、自分1人だけ生きられれば良いという意味ではないと思うんです。それでは行き過ぎた個人主義が横行してしまう。1人で生きられる力を身につけたうえで、周囲を見渡す力を養う。弱者の気持ちを理解して何かを譲ることができてこそ、本当の意味での自立と言えるのではないでしょうか。ただ、今は世の中が便利になってきて、個人だけで生きられるインフラが整い過ぎている気がします」
 

奥歯にはさまっていた何かがポロリと取れたような気がした。

 最近、個人的にも「便利になりすぎた社会」を感じることがあった。スーパーマーケットで買う食材の「小分け」だ。

最近、おすそ分けしていますか?

 1人暮らし向けや高齢者向けなど、消費し切れない量の食材を小分けにして販売する手法が一般的になっている。余って腐らせるのは一番のムダだから、販売手法も購入者の選択も決して間違いではない。

 そんな効率的な販売手法が一般化する中で廃れてきているものもある。「おすそ分け」の文化だ。食べられない分をご近所さんや知人、身内に配る儀式。私の実家ではよく、お隣さんから野菜のおすそ分けをもらっていた。自分にとって必要な分だけを購入できる今、「いただいた代わりに、これをどうぞ」という“おすそ分け返し”もなくなり、自分が消費し切れない場合に持っていく先も見当たらない。

 小分けの文化が、個で生きる社会を生み出す。その反面、周りの誰かが困っていないかを気にしたり、呼びかけたりする慣習を失うきっかけにもなっている。これが結果的に、買い占めにもつながってしまったのでは、そんな思いを持った。

 個人的な話になるが、私は自身の魚好きが講じて、釣りをしたり、ブリやカンパチといった大きな魚を1尾丸ごと購入したりする機会が多い。自分で食べきれない分は、趣味の阿波踊りで仲が良いご近所の一家や姉夫婦におすそ分けしている。ご近所の一家には育ち盛りのお子さんが4人もいて、毎回笑顔を浮かべながらきちんとお礼の言葉をくれる。そして、逆に夕飯に誘っていただくことも多い。

 自身を美化したいわけでも、「食べさせてやっている感」を得たいわけでもない。余った食材を通じて、バラバラに生きる別の家族が互いに満たされる。地方から上京してきた人が多い首都圏では、地縁も薄く、個で生きる人が多い。おすそ分けは、個という弱い存在を結びつける要となり、それぞれの存在を強くする。

真の自立を促す

 話を千田精密工業に戻そう。千田社長は震災後、他社で働いていた技術者5人を採用した。いずれも、会社が潰れてしまったり、解雇されたりした人だという。彼らに技を磨かせ、国が定めた資格を取らせたいと千田さんは語る。もちろん、いずれは独立を促す予定だ。もし次に災害が起こって会社が潰れたとしても、その時は自分で会社を興せるようにしたい。真の自立を促すのが採用の理由だという。

 今日もオトナは子供たちに「自立しなさい」と言う。その自立とはどのようなものなのか。自分や家族だけでなく、周囲のことも考えられる自立であってほしいと、切に願う。



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No title

良い記事を読ませていただき、ありがとうございます。

千田社長さんの人生哲学、そしてそれをご自身の企業で実行に移されていること。

言うは易し行うは難しで、最初は苦労の多い道のりだったと思います。
なぜなら千田さんの心を、愛情を、真から受け止めて努力する社員も必要だからです。経営者と社員の双方の信念が一致してはじめて成功しますね。

独立に際して工作機械を1台ずつプレゼントするとのことですが、私は金属工作機械メーカーの仕事をもう何度もしたことがありますが、そのような金属の切削、加工の機械は、1台数千万円もします。

千田社長さんは数千万円ものお金を社員の独立のための準備に費やしたのです。これはもう型どおりの退職金よりも、はるかにはるかに値打ちのあるものですね。そしてその後のフォロー、サポートも欠かさない。

「可愛い子には旅をさせよ」と言いますが、それが真に意味するところは、野放しにして散々苦労させることではなく、旅立ちの機会を与えながらも、自立が完成するまでは、惜しみなく愛情を注ぎ続けることだと思いました。

折しも昨日、子供と話し合っていました。子供自身が自分の自立について、はじめて真剣に悩みを語ってくれました。この記事で読んだことを子供に話してあげようと思います。

良い話に巡り合えたこと、感謝しています。

Re: No title

MIKさんこんにちわ~


> 言うは易し行うは難しで、最初は苦労の多い道のりだったと思います。
> なぜなら千田さんの心を、愛情を、真から受け止めて努力する社員も必要だからです。経営者と社員の双方の信念が一致してはじめて成功しますね。

そうなんですよね~ 親が子供を思って言っても子供には伝わらないことがあるのと同じで、

ましてや他人なら、もっと伝わらないことも多いでしょうに、千田さんは頑張ってらっしゃいますよね^^

私も、他人の愛情を素直に受け止めることは、最近になってようやくできるようになりました、、、

> 独立に際して工作機械を1台ずつプレゼントするとのことですが、私は金属工作機械メーカーの仕事をもう何度もしたことがありますが、そのような金属の切削、加工の機械は、1台数千万円もします。

そうなんですか!金属工作機械メーカーって、日本の産業の要だと思ってます!

> 「可愛い子には旅をさせよ」と言いますが、それが真に意味するところは、野放しにして散々苦労させることではなく、旅立ちの機会を与えながらも、自立が完成するまでは、惜しみなく愛情を注ぎ続けることだと思いました。

自分の子供ならまだしも、社員とはいえ他人にできてしまう千田社長、素敵ですよね*^^*

> 折しも昨日、子供と話し合っていました。子供自身が自分の自立について、はじめて真剣に悩みを語ってくれました。この記事で読んだことを子供に話してあげようと思います。
>
> 良い話に巡り合えたこと、感謝しています。

いえいえ、こちらこそ、いつもいいお話を聞かせていただき、ありがとうございます^^

No title

> そうなんですか!金属工作機械メーカーって、日本の産業の要だと思ってます!

「要」 - その通りだと思います。
2年前に書いた「技術革新」という記事の中でも触れたことですが、某金属工作機械メーカーを訪問したとき、そこの方がおっしゃっていました。

工業高校では板金とのこぎりなどの道具を手渡されて、指示通りの形に切ったり穴を開けたりする作業を言い渡されると・・・。

原点に帰って考えさせるわけですね。今当たり前のようにある先進機械の出来る前には、さまざまな試行錯誤が繰り返されてきて、その結果、より高度な機械が開発されて、日本の工業の根幹を形づくってきたのだと思います。

No title

>>「自立というのは、自分1人だけ生きられれば良いという意味
>>ではないと思うんです。それでは行き過ぎた個人主義が横行
>>してしまう。1人で生きられる力を身につけたうえで、周囲を見
>>渡す力を養う。弱者の気持ちを理解して何かを譲ることがで
>>きてこそ、本当の意味での自立と言えるのではないでしょう
>>か。ただ、今は世の中が便利になってきて、個人だけで生き
>>られるインフラが整い過ぎている気がします」

 良い記事ですね。自分に省みてもはっとする内容です。
「何かを譲る」ここが味噌ですね。
 自分に他人のために何が捨てられるのか考えさせて頂きありがとうございます。
 沖縄に来て気が付きましたが、こちらの人は、個人主義でなくて声を掛け合うことが出来る人達です。
 職場仲間に子供が生まれたり、プライベートで良い事があったらすぐに飲み会になります。飲みたいために口実を作っているという見方もありますが、気配り、配慮、行き届いた方々が沢山居ますよ。

 フィリピの信徒への手紙 第2章4節
めいめい自分のことだけでなく、他人のことにも注意を払いなさい。
 

Re: No title

MIKOさんこんばんわ~

> 「要」 - その通りだと思います。
> 2年前に書いた「技術革新」という記事の中でも触れたことですが、某金属工作機械メーカーを訪問したとき、そこの方がおっしゃっていました。
>
> 工業高校では板金とのこぎりなどの道具を手渡されて、指示通りの形に切ったり穴を開けたりする作業を言い渡されると・・・。
>
> 原点に帰って考えさせるわけですね。今当たり前のようにある先進機械の出来る前には、さまざまな試行錯誤が繰り返されてきて、その結果、より高度な機械が開発されて、日本の工業の根幹を形づくってきたのだと思います。

なるほど、すごく勉強になりました、ありがとうございます^^

Re: No title

アモツさんこんばんわ~

>  沖縄に来て気が付きましたが、こちらの人は、個人主義でなくて声を掛け合うことが出来る人達です。
>  職場仲間に子供が生まれたり、プライベートで良い事があったらすぐに飲み会になります。飲みたいために口実を作っているという見方もありますが、気配り、配慮、行き届いた方々が沢山居ますよ。

沖縄ってあたたかみのあるイメージですよね^^
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